今でこそオンラインでさまざまな国から参加できるブックメーカーですが、その過去について知る人はそこまで多くありません。
実は由緒あるブックメーカー。かなりの歴史を持っております。
本記事ではブックメーカーの歴史について紹介していきたいと思います。歴史を知ることによって、よりブックメーカーで楽しむことができるようになるでしょう。
ブックメーカーの始まりは1790年代のイギリスから
ブックメーカーの歴史はとても古く、起源はなんと1790年代、今から2世紀も前にまでさかのぼります。当時はまだブックメーカーと呼ばれていませんでしたが、1790年代にハリーオグデンという人物が始めたとされています。正確には1795年。イギリスロンドンの北東部にあるサフォーク州という競馬場で始まったとされています。
彼が始めたとされているのはシンプルに勝敗を予想してお金を募り、買った方に払い戻しを行うような内容でした。これがブックメーカーの原型です。
当時はお金をかけるなんて文化にそぐわない何という声も上がっていたようですが、お金が増減するので徐々にみんなはまってしまったのでしょうか、ハリーのビジネスはどんどん広まっていき、50年経った頃には同じようなことする業者が200を超えてしまったと言われています。
ブックメーカー事業を政府が禁止→最終的に許認可制へ
日本では賭博は一部を除いて禁止されていますが、イギリス政府でも一度はギャンブルを禁止する法律が議会で通過されました。これによって粛清されるかと思いきや、既成の枠を超えてなおも違法業者は増え続けていき、200だった業者が最盛期には15000まで増えたと言われています。すごい数ですね。
法律が通ったのにも関わらず店舗が増え続けたため、イギリスでは禁止をする方向からライセンスを取得しなければ運営できないという形に大きく方向転換しました。ライセンスがなければ運用できないと言う法律は1960年に発足し、現在もこちらを踏襲しているようです。
有名なオンラインブックメーカーもこれらの歴史を歩んでいます
事実、オンラインブックメーカーを行っている運営も厳しい審査のもとにライセンスが発行されています。
例えば、ウィリアムヒルは1934年にイギリスで創業しました。賭博が違法だった時代から店舗を構えていて、いまやブックメーカーの老舗と呼ばれています。もちろんライセンスを取得しており、オンラインでも安心してベッティングを楽しむことができるサイトになっています。
そのほかにも、ギャンブルが合法化されたあとの1974年に創業したbet365も、上場企業ではないものの世界的に有名なオンラインブックメーカーサイトとして地位を確立しています。
今もなおブックメーカーサイトは増え続けており、最近ではイギリスに本拠地がありながら中国語対応のブックメーカーサイトであったり、フィアット通貨(ドルやユーロなどのこと)ではなくビットコインを使用したブックメーカーサイトなども出てきています。
オンラインで遊ぶことができるようになってからはこのように国外の人をターゲットにしているような企業も増えてきているようです。
ブックメーカーの歴史まとめ
このようにブックメーカーは意外と深い歴史を持っています。日本でもかつてはノミ屋や半丁博打などが盛んでした。日本国内にはオンラインギャンブルのサイト運営を許可する法律はなく、イギリスなどに拠点を構えているオンラインブックメーカーでしかベッティングをすることはできません。いつか日本独自のベッティングサイトの誕生にも期待したいですね。