ブックメーカーで遊んでいて、利益が出始めたころから気になってくるのが税金のこと。
ブックメーカーで勝ったお金は果たして税金がかかってくるのかどうか。日本の法律に照らし合わせて確認していきたいと思います。
結論:ブックメーカーでの賞金は雑所得の扱いになる
ブックメーカーはギャンブルに当たります。ギャンブルで得た収益は申告しなければなりません。ブックメーカーで得た収益は、日本の中でも最も税率の高い雑所得の扱いになります。
195万円以下は税率5%ですみますが、そこからどんどん上がっていき最終的に税率45%まであがります。住民税を含めると最大55%取られると考えた方が良いでしょう。
あとはもう一つ、一時所得で計上する方法もあります。一時所得とは、継続的に収益を上げているわけではなく、たまたまギャンブルで勝ってしまったような時に申告できるような区分です。
一時所得の場合は、50万円控除することが可能です。雑所得の控除額は人にもよりますが38万円程度なので、この違いは大きいです。もし50万円以上稼いでしまっていたら、一時所得で計上することも考慮してみてください。
いくら勝った地点から申告しないといけないのか?
では、ブックメーカーでどれぐらい勝利を収めたら確定申告を行わなければならないのか。日本の法律を参照してみると、日本の法律では本業の収入とは別に、年間で20万円以上稼いでいる人は確定申告を行う必要があると記載があります。
ブックメーカーは大抵のサイトがユーロ表記かドル表記です。例えばユーロに直すと、年間で1700EUR稼いでいれば申告の対象になります。 本腰入れてやろうと考えている人はこの金額はすぐに到達してしまうでしょう。
しかも雑所得の申告の場合は、負け分を計上することができず、買ったお金だけ計上していかなければなりません。仮にもし、100万円勝って100万円負けたとしたら100万円分の税金を納めなければならないことになります。累計じゃないところが怖いところですね。
申告しなかったらばれない?
次に、海外での活動だから申告しなかったらばれないのではないかという考えがあります。
これも結論から言うとやめたほうがいいです。国内のネットバンクに送金した地点で、自分の名前とどこから送金したかがひも付きます。申告しないでいると逆に手痛いペナルティを受け、追加で税金を支払わなければならないような事態が発生します。金額によってはかなり手痛いペナルティを受けることになるので、国内送金を考えている場合は必ず申告するようにしましょう。
まとめ
ブックメーカーでガンガン稼ごうと思ったら税金対策は必須です。ここに書かれていること以外にも対策を練る必要があります。確定申告周りについては必ず調べるようにしましょう。仮にもし年間20万円を超えそうになったら、より一層対策方法を調べていくようにしましょう。特に本業が副業禁止を掲げていたらなおのこと注意です。最後に改めて、税務について気になる場合は専門家にもご相談ください。